2012年12月23日日曜日

メリークリスマス

日本はなぜイブのほうが25日より盛り上がるのか不思議ですが、日本はもうイブなので...

Merry Christmas!


今年もおかげさまで忙しく撮影や講演を行うことが出来ました。
アラスカ、日本、スコットランドやカナダ各地を旅していろいろな写真 を撮ることもできました。
2013年は元旦に日本に飛び、大きなイベントに参加させていただく こととになりました。
1/7から12日までは在廊の予定ですが、前日にならないと在廊時間 が分からないのでTwitter, Facebook, Google+やMixi 上でお知らせします。
お越しの際にはぜひお声をおかけください。
メリークリスマス、そして良い年末をお過ごしください。


2012年12月22日土曜日

Fairbanks, Alaska

タルキートナには4泊の予定だったのですが、最終夜にはアンカレッジ方面に大雪警報が出てしまいました。

例のブルワリーでまったりとスタウトを飲みながら天気予報をみてびっくり、直ぐにホステルに引き返して出発の用意。

直ぐに出ないといけないと分かったらお兄ちゃんのほうは凄く機嫌が悪くなりましたが、しょうがないですね。自分も最後は泣きそうになってしまいました。クリスマス・プレゼントを二人の子供に送ったけど当日までに届くかな?

早く行動したためにアンカレッジまで無事に到着、予定していたホステルはすでに閉まっていたので安宿を見つけて広い部屋でゆっくりと。

夜中には四駆のトラックも駐車場内でスタックしていたので、翌朝空港に行く前には30分ほど車と駐車場の雪掻きをすることになりました。


フェアバンクスも10年で最大の降雪量だとかで、この晩も翌日もずっと雪でしたが、午後から晴れ間が見え始め(とはいっても午後3時には暗いのですが)、Aurora Villageに着く頃には雲一つ無い星空に。緑のオーロラの上部は赤い発色もありました。


この晩はふたご座流星群の極大でした。撮影場所に着くなりいくつもの流星が見えました、一時間に20個くらい見えていたでしょうか。






3日目に起きると曇りでしたが、チェナ温泉に向かう頃には晴れだしました。温泉で温まりさて雪上車で山頂までというところで問題が。大量の降雪のため雪崩の危険があるということで雪上車は運休。

急遽2月に宿泊しながら撮影したシャンダラー牧場に移動となりました。オーナーのキースも太っちょの犬ギャビーも元気でした。





オーロラ爆発に近い動きがあった際には雲が出始めてしまったのが残念でしたが、数分ですがピンクの発色も肉眼で見ることが出来ました。

微速度撮影動画はこちらのリンクからご覧いただけます。是非HD1080pでご覧ください。




2012年12月19日水曜日

新たな防寒服

昨日アラスカから帰ってきました。

今回はケロウナからアンカレッジ、アンカレッジからフェアバンクス、フェアバンクスからアンカレッジ、アンカレッジからケロウナと4日にわたる飛行機での移動もあったので、極力荷物を減らすべく工夫しました。

機内に預けるスーツケースは23キロ(50lbs)までなので、重いものは手荷物二つに分けることに。(笑)

防寒服はこの春にゲットして初デビューのツナギ「Trans-Alaska Elite Trail Suit」のテストでした。
http://www.cabelas.ca/index.cfm?pageID=71&section=1836&section2=1844&ID=34042

防寒ジャケットと羽毛ズボンの上に耐風オーバーオールのコンビネーションに比べると重量で半分、かさは半分以下でしょうか。犬ぞりで自分も走ったり狩猟をするわけではないので、このツナギで撮影に耐えられるか不安でしたが、零下32度でも全く問題ありませんでした。



10ヶ月ぶりに訪れたChandalar Ranchではオーナーのキースと再会したとたん、彼に「自分もこの茶色のを使っているよ~」と 褒められました。これで自分もアラスカン? (笑)

ツナギはかさばらないので動きも楽で便利ですね、車中泊の際には寝袋代わりにもなりますから一石二鳥です。ただ暖かい室内に入るとすべて脱がないといけないのが面倒でしょうか。

スーツケースにはこのスーツ、バニーブーツ(アメリカ軍の耐寒ブーツ)、三脚2本、ホッカイロ各種、着替え少々程度でマックスの50lbsになってしまいます。後の機材はすべて手荷物で。

http://en.wikipedia.org/wiki/Bunny_boots




手荷物が重くて面倒だったので、やはり次回は二つのスーツケースにしようと思います。(苦)

2012年12月9日日曜日

Talkeetna, Alaska

昨日早朝のフライトでケロウナからシアトル経由でアラスカのアンカレッジに到着しました。

いつものとおりレンタカーを借りたのですが、北米で初体験の日本車、カローラでした。(笑)


 もちろんスノータイヤではなくオールシーズン。寒く乾燥した地域では通常これでOKですが、前日の零下30度から急に天候が変化して雪。ということは気温も上がり零下5度と一番滑りやすい気温でしたので、ハイウェイでは沢山の車が側道に落ちていました。(汗)

冬至に差し掛かっているので午後3時過ぎには暗くなってしまうので、到着後即Fred Meyer(スーパー)に行き四泊分の食料とお酒を仕入れて北上。

今回の行き先はタルキートナ。デナリ国立公園の南に位置する人口400名ほどの小さな町です。昔はアラスカ鉄道でしか行くことの出来ない陸の孤島だったそうですが、今はアンカレッジから車で180キロと2時間半ほどで行くことが可能です。

今回ここを選んだのは町外れのSustina川からマッキンリーが北北西に見えることからです。今日の偵察ではあいにく曇りのために見えませんでしたが...


この町には二つのホステルがあります。上の撮影地から歩いて2分のところにRoadhouseという有名な宿泊地/レストランがあるのですが、ホステルにはキッチンが無いので自炊が出来ません。



せっかくこの夏ダイエットを頑張ったので、自分で自炊できるTalkeetna International Hostelに宿泊しています。スイスから来たシェーンとキャスリンはこの春からここのオーナーになったそうで、2歳と3歳の子供と2頭の大型犬が居るので、誰にでもお勧めできるわけではないですが、冬の今は他にだれも泊まっていないので知人宅に泊まらせてもらっているような気分になります。

コーリーとコーラ

夏には敷地内のキャビンやVWバン三台も借りられるそうです。


http://www.talkeetnahostel.com/

上記の川岸までは歩いて15分ですが、車なら数分です。ただ行く途中にとても雰囲気の良いマイクロ・ブルーアリー「Denali Brewing Company」があるので、撮影前に歩いて一休みというのもいいかもしれません。(笑)


昨日に引き続き小雪が降っていたのでロケハンの後にはホステルに車を置いてここまでゆっくり散歩で13分、テイスティングが出来るとのことだったのでワクワクです。


バーテンのお姉さんに自分の好みを伝えてとりあえず5種類。


自分の好みは右下のスタウトと、右上のレッドでした。明日は残りの6種類を試したいと思います。

2晩目にしてまだオーロラが撮れていないので、アンカレッジ空港にあった刻々と色の変化するオーロラ・ディスプレイを掲載しておきましょう。


2012年12月7日金曜日

ソフト再インストールでの、メーラー・トラブル

もう時間がないからと、あせりながら必要なドライバーやソフトのインストールをしているのですが...
(もう出発まで26時間しかないし。)

Adobe、Officeなどは問題無くDVD/CDから(時間がかかるけど)入れられました。

が、問題はメーラー。

年々、というか数週間ごとにアップデートされているメーラーは中身がどんどん変わっていくので、設定が昔と変わりわかりにくいし、大体昔の設定さえなかったりします。設定の名前やらが新しくなって、新たな設定がどんどん出来ているし。(汗)

Thunderbirdの昔のメッセージを移植したかったので、最新日本版を入れたら全く送受信できず。レンタルサーバー会社と何度も連絡をとっても向こうでは再現できないとかで、諦め状態。

ちょっと閃いて半年前の英語版バージョンをダウンロードしたら一発で成功しました。(笑)
ついでに最新版に即アップデート。

あぁ、大変だこと。

でももうひとつのメアド用に使っていたWindows Live Mailの設定はいまだ無理なので、もうウェブメールで済ませることにします。

メールが文字化けしていたり、一日しても届かなかったりしたら、お手数ですがfacebookかmixiの方までメッセくださ~い。

2012年12月6日木曜日

USB 3.0 transfer speed

ノートPC(Sony VAIO VPCY2)の調子が悪かったのでデータのバックアップを取りリカバリしてみました。

2年も使っていればいろいろゴミが溜まるのでしょうね。

いろいろなソフトを入れなおしていますがやはり時間がかかります。

土曜日からアラスカなので、撮影したデータをバックアップするために新たにUSB 3.0 Express Cardを導入しました。

Buffalo USB 3.0 ExpressCard with 2 Ports

http://buffalo.jp/products/new/2009/001059.html

ポートが二つあるので撮影したデータをLexar Professional USB 3.0 Dual-Slot Readerで読み込み、Seagate FreeAgent GoFlex 1.5GB ポータブルHDDに転送できます。ちなみにHDDは2台同じものを用意して、両方に同じデータを入れるというバックアップをとります。

 http://japanese.engadget.com/2011/05/20/lexar-usb-3-0-cf-sd/

http://www.seagate.com/external-hard-drives/portable-hard-drives/performance/goflex-pro/

たまたまGo Pro Hero 2に入っていたSDHCカード(Lexar Platinum II 32GB SDHC 200x)を引っ張り出すと、3.23GBのデータがありました。これを使い転送スピードのテストです。

まずノートPCのSD Cardスロット(USB 2.0)に入れて3.23GBの転送時間を計ってみると、転送速度は大体19MB/S程度で、2分49秒30でした。

USB 3.0 Express Card経由だと3.23GBの転送速度は39MB/S前後で、1分30秒05。
物理的な最高スピードがUSB 3.0は5GB/Sとうたっていますが、USB 2.0の倍程度しか早くなっていません。

画像と映像処理用PCで同じように測ってみたところ、転送速度が45MB/S程度で、1分20秒65でした。

内蔵HDDへの転送コピーだったので、HDDの書き込み速度にも影響していると思いますが、出張中2倍の速さでバックアップできるのは確かに寝る時間が増やせるので歓迎です。

次のノートPCはUSB 3.0内蔵の機種にしたほうがよさそうですね。

2012年12月5日水曜日

2013年1月の写真展と撮影ツアー説明会

来年1月に日本へ行くことをお知らせしましたが、写真展と撮影ツアー説明会の日程が確定したのでお知らせします。

まず写真展ですが、いままで経験したことの無い大きなイベントに参加させていただきます。

http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2013january/aurora/index.html

コニカミノルタホールディングス株式会社と宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)は、『宇宙から見たオーロラ展2013』を2013年1月7日(月)から 1月31日(木)まで、コニカミノルタが運営するギャラリー「コニカミノルタプラザ(東京都新宿区)」で共同開催いたします。
今回で6回目となる本展は、前回に引き続きJAXAの全面協力を得ており、期間中に数万人のお客様にご来場いただく人気の特別企画展です。今回は2012 年に国際宇宙ステーション(ISS)から撮影されたオーロラ写真など、貴重な資料を展示いたします。また、二千晩ほどオーロラの下で過ごした、星景写真家 髙坂雄一氏がカナダ各地に現れた様々な色、形のオーロラを全てのデジタルの作品から選択した“地上から見たオーロラ写真”もご覧いただけます。
さ らに、会場には約100インチの大画面で楽しめるアラスカからのオーロラの生中継映像「Live!オーロラ」や「オーロラ豆知識コーナー」、「宇宙服展示 コーナー」「宇宙・オーロラの音コーナー」など多彩な企画で展示を構成しております。この機会に自然の織り成す芸術をどうぞご鑑賞ください。

私は1/7~12日まで毎日展会場に待機する予定ですが、他のイベントなどと重なる日も多いので、前日に何時から何時までとTwitter、Facebook、Mixiつぶやきで告知します。

なおサイン入り初版「Auroras - Fire in the Sky」を会場で販売しますが、20数部しかないのでお早めに。

http://www.fireflybooks.com/bookdetail&ean=9781554076819

「3 月1 日出発高坂氏同行オーロラ撮影ツアー」の説明会は1/11(金)19:00からとなります。

http://shogai-kando.com/news_back.php

詳細はこちらのPDFをご覧ください。

shogai-kando.com/cmsdesigner/dlfile.php?entryname=news1&entryid=00008&fileid=00000001&/20121129.pdf

【写真家同行の旅】現地オーロラ写真家高坂雄一先生同行!ファインダー越しに乱舞する光のカーテン アラスカ オーロラ撮影紀行6日間、ですが12/12発は既に催行決定で私は一足早く12/8(土)から現地入りです。3/11発はただいま受付中ですので、その説明会を1/12(土)に行います。時間や場所の詳細は近々お知らせできると思います。

http://tour.club-t.com/vstour/WEB/web_tour3_tour_tmp.aspx?p_company_cd=1002000&p_from=800000&p_course_no2=20030&p_naigai=W&p_baitai=923&p_baitai_web=TF00#calender

2012年11月25日日曜日

機材ゲット

そろそろ年末と言うことで税金対策のために機材をゲットする時期になってきました。(笑)

今年は既にEOS 5D MarkIIIを導入したので他には必要無かったのですが、EF8-15/4魚眼レンズをポチっと。
http://cweb.canon.jp/ef/lineup/wide-zoom/ef8-15-f4l/index.html

Sigmaの8/3.5があるのですが、去年のプラネタリウム用微速度度撮影動画撮影で使った(借りもんの)EF8-15/4がとても良かったので。15mm側はテストしていないので?ですが、EF15/2.8は大のお気に入りですし、どうせいつも何台かで撮影するので必要ですね。

1月に東京で展をすることになったので(まだ発表されていないので公開できませんが...)、エアカナダのポイントで5月に続いてまた沖縄に行く予定です。展のある東京には10日ほど滞在して、その後はバックパッカーとして石垣島付近に行ければと思っています。バックパックを使う必要は無いですがその方が便利です。が、そこで問題が...

なぜならいつも機材をバックパック式のカメラバッグで持ち歩いているからです。二つを背負うわけにも行かないので小さめのショルダーバック式のものが必要となります。ラップトップも入れないといけないのですが出来るだけ薄いものが要りますね。LowproのStealth Reporter D650 AWは持ってますがあまりにも幅が広すぎるんですね。
http://products.lowepro.com/product/Stealth-Reporter-D650-AW,2049,20.htm

そこでいろいろ検索して絞ったのがこの3つ。ガジェット好きとしてはどれも欲しいのですが...

Gura Gear Chobe 19-24L with Photo Insert
http://www.guragear.com/chobe-19-24l-with-photo-insert/
15x11.5x6.5 inches

Brenthaven BX2 Messenger Bag
http://www.brenthaven.com/bx2-camera-cases/messenger-bag#viewer
16" W x 13.5" H x 6" D

Think Tank Urban Disguise 60 V2.0
http://www.thinktankphoto.com/products/urban-disguise-60-v2.aspx
16.5” W x 12” H x 7” D

どれも作りは良さげですが、BX2はジッパーを開けて幅の拡張ができないのでペケ。Chobeは拡張しないときのインナーケースが無いのでペケ(それくらい作れるけど面倒、苦)‐訂正。Urban Disguiseは5D MarkIIIにEF40/2.8を付けたまま入れられて(さすがパンケーキ、笑)、2.25インチ(5.7cm)の拡張をすると縦グリを付けたまま入れられるのでこれに決定です。;-)

機材は5D MarkIII、EF8-15/4、EF24/1.4LII、EF40/2.8とGo Pro Hero2(60m防水)、Panasonic Lumix DMC-TS20(5m防水)、iPod4と最小限で行く予定です。海中で撮影する予定は無いんですけどね~。(笑)

2012年11月12日月曜日

Raido Interview with CJSR 88.5 FM

アルバータ州のエドモントンのFM局よりインタビューを受けました。

夜の野生動物との何か、ということで、ビーバーなどの話をしてみました~。

英語ですが、こちらから試聴いただけます。;-)

http://terrainforma.夕食ca/2012/11/12/terra-informa-at-night-2/

2012年11月11日日曜日

今期初のクロスカントリースキー

お隣の州アルバータでは既にダウンヒルスキー場がいくつもオープンしているのを指をくわえて(ウェブで)見ていたのですが、近所のシルバースター山もかなり積もっていると聞いて。

行ってきました、シルバースター州立公園。
http://www.env.gov.bc.ca/bcparks/explore/parkpgs/silver_star/



この山頂付近にはダウンヒルとクロカンのリゾートがあります。自宅のランビーからは直線距離なら10数キロなのですが、夏に走れる林道しかないのでバーノンの街まで一度出て大回りで行くことになります。それでも混んでいなければ50分ほどでしょうか。


http://winter.skisilverstar.com/


http://www.sovereignlake.com/


両方のクロカンコースを合わせると105kmもの素晴らしいトレイルがあるので世界中からクロカンのトレーニングチームがやって来ます。


 また州立公園内にあることから、スノーモービル愛好家専用のトレイルもあり皆が楽しめるように整備されています。私は仕事で極寒でスノーモービルを使わないといけないことがあるので、あまり好きではないのですが...(苦)


日中での零下8度でしたが、久しぶりのクロカンだったので飛ばして滑っていたら45分が直ぐに過ぎてしまいました。まだお店も開いていないのでスキーの後は車の中でカップ麺で温まり帰ってきました。


ボディーショップから自分の車(Suzuki SX4)も帰ってきたので、下山の運転も楽しかったなぁ。(笑)




2012年10月22日月曜日

オリオン座流星群

10月21日はオリオン座流星群の極大でした。
http://www.planetarium.konicaminolta.jp/starguide/hoshizora/20121021.html

三大流星群(「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」)ほどは有名ではありませんが、明るい流星が良く見られることから人気の流星群です。
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/meteor-stream.html


生憎この季節は曇りが多いので晴れ間を見つけて遠征することになります。しかし気象レーダーを見るとBC州からアルバータ州、サスカチュワン州の西まで、ユーコンやNWTまでどこも曇っている様子だったので地元で様子を見ることにしました。

オリオン座が地平線の上に上ってくるのが午後11時前だったので10時まで仮眠して起きてみるとかなりの星が見えていました。そこで林道を20分ほど走った裏山まで行くことに。

散在流星 (西方面)

標高が1050mほどの山の上なので500mの村のある谷がガスっても ここは大抵大丈夫です。北西にはスキー・リゾートのSilver Star Mountainが5~6キロに位置していますが光害の影響は殆どありません。ランビーの村は南に位置します。

http://goo.gl/maps/376R9

オリオン座流星(北方面)

3台のカメラをそれぞれ東、北、西に向けて設置して自動で撮影させておきました。

 散在流星(東方面)

流星群の夜でもその他の流星も流れています。これら他の流星を散在流星(Sporadic Meteor)と呼びます。

オリオン座流星(北方面、トリミング)

この夜は散在流星が多く、3台で2,000枚強撮影した画像の中の10枚が散在でした。

散在流星(北西から北東)

肉眼で確認できても画角の外だったりして、オリオン座流星は5枚しか写っていませんでした。

流星の撮影では出来るだけ多くのカメラをいろいろな方向に向けることです。明るい広角レンズがお勧めです。私はEF15/2.8対角魚眼レンズ、Nikkor 14-24/2.8Gレンズの14mm側、EF24/1.4LIIを使ってみました。

ただし超広角レンズになるほど画面の中の流星の長さが短くなるので、28mmから50mmくらいのレンズで撮影する人も多いようですね。


いままで見た流星の中で一番凄かったのは 2010年11月のしし座流星群の際の大火球(上の画像)です。月が明るかったのですが、この流れ星は北東の空から現れ、頭上を越えて北西の地平線まで緑→オレンジと色を変えて流れていきました。上の画像は15mm対角魚眼レンズで撮影していたので半分ほどしか写っていません。8mm全周魚眼レンズを使っていればと悔やんだものです。(苦)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%81%97%E5%BA%A7%E6%B5%81%E6%98%9F%E7%BE%A4


去年の7月にGlacier国立公園の山の上にあるSnow Research Centreで撮影していた時には周りが明るくなるほどの大火球が見られました。明るい星に十字の光が出来るようにスタークロス・フィルターを付けていたので緑の剣のように見えますね。

さて11月のしし座流星群、12月はふたご座流星群、1月のしぶんぎ座流星群とこれから毎月楽しみですね~。

2012年10月19日金曜日

2012/2013年冬季のオーロラ撮影ツアー

少々伝達が遅くなりましたが、この冬は4本のオーロラ撮影ツアーが企画されています。

イエローナイフが2本、フェアバンクスが2本です。

12/12発のフェアバンクスは既に出発が決定、残席は少々とのことです。




【写真家同行の旅】
12/12発出発決定
3/11発
現地オーロラ写真家高坂雄一先生同行!ファインダー越しに乱舞する光のカーテン
アラスカオーロラ撮影紀行6日間
http://tour.club-t.com/vstour/WEB/web_tour3_tour_tmp.aspx?p_company_cd=1002000&p_from=800000&p_course_no2=20030&p_naigai=W&p_baitai=923&p_baitai_web=TF00



【写真家同行の旅】
1/14発 現地オーロラ写真家高坂雄一先生同行!
冬の天空に舞う幻想的な光のカーテン カナダ・イエローナイフのオーロラ6日間
http://www.blue-moon.ca/PR/2013PhotoTours.html


生涯感動の旅
オーロラスペシャリスト「高坂雄一氏」と行く 冬のオーロラ撮影ツアー
3/1発イエローナイフ
http://shogai-kando.com/tour_entry.php?eid=00017&test=open&pickup=yes


この冬はソーラー・マックスの最中、とはいえイエローナイフやフェアバンクスではオーロラはほぼいつでも出るので天候の心配だけですね。3月は多少寒さも緩まるのでお勧めです。;-)

2012年10月16日火曜日

Jasper Dark Sky Festival 2012

今年のフェスティバルは2年目と言うことで結構スムースに進行したと思います。



生憎天気が悪く曇や雨だったのですが、なんとピラミッド・アイランドでのメインイベントの夜はイベントの時間だけ雲が消え去り360度の星空が見えました!



余り期待をしていなかっただけ、望遠鏡を用意してきたエドモントンのRASC(ロイヤル・アストロノミカル・ソサエティー・オブ・カナダ)のメンバーも興奮したことでしょう。


10時過ぎにはお開きになり、11時には自分ひとりで撮影を続けていました。なんとぼんやりとしたオーロラが北の空に出始め、活発になるか期待していましたがその後曇ってしまい午前1時に撤退。


参加者の数も去年とは比べ物にならないほど多く、島への橋では渋滞になるほど。ちょうど私はその橋の袂でインタビューを受けていたのでこの小さな町にこれだけの人が来るとは驚きでした。



滞在していたFairmont Jasper Park Lodgeも秋の閑散期だというのに駐車するスペースを探すのに苦労しました。後で聞いたところこの夜は満室だったとか!!!



土、日と2度の撮影講座をしましたが、両日で31名も参加者がいました。来週土曜夜のオリオン座流星群をみんな撮れると良いですね。

また来年が楽しみです。

2012年10月13日土曜日

ジャスパー国立公園のダーク・スカイ・フェスティバル


 2011年3月11日にダークスカイ保護区に認定された「ジャスパー・ダークスカイ保護区」は総面積11,228平方キロメートルという世界最大の ダークスカイ保護区です。この面積は東京、千葉、埼玉の3県の合計面積と同等という大きさです。また4千人強が住むジャスパーの町などを除く97%の土地 は全く光害(ヒカリ害)の無い広野ということから、スター・ウォッチングにはもってこいです。


Jasper National Park
http://www.pc.gc.ca/eng/pn-np/ab/jasper/ne/ne10.aspx


Jasper Dark Sky Preserve
http://www.jasperdarksky.org/



このダークスカイ保護区へ認定されるために関係者が集まり話をしたのが2010年7月、私もフォトグラファーとして参加し、国立公園内の各地で夜空の撮影をしました。その際の写真は認定のために使われ、カナディアン・ジオグラフィック誌の記事にもなりました。

Canadian Geographic (April 2011 issue)
http://canadiangeographic.ca/magazine/apr11/astronomy_jasper_national_park.asp



このような経緯から去年10月21~24日に開催された「第一回ジャスパー・ダークスカイ・フェスティバル」にプレゼンターとして参加しました。微速度撮影動画の上映やトーク、ギャラリーでの写真展、そして夜空の撮影方法のワークショップを行いました。みな夜空好きということでとても盛り上が りました。


Jasper Dark Sky Festival
http://www.jasper.travel/dark-sky-festival-2012

ジャスパーの町はアルバータ州の州都エドモントンの東360km、車で約4時間と比較的近いため、こエドモントンの RASC(ロイヤル・アストロノミカル・ソサエティー・オブ・カナダ)支部のメンバーが大勢やってきました。エルク・アイランド国立公園でのスター・パー ティー同様沢山の望遠鏡が設置され大人気でした。



いま第二回のフェスティバルでジャスパーにきていますが、天候が悪くまだ星が殆ど見えていません。でも日中には様々なイベントが開催されていますし、私も夜空の撮影講座を行います。

ちょうどいま地磁気嵐が起こっており、昨夜はサスカチュワンなどでオーロラが撮影されています。今夜はピラミッド・マウンテン麓の湖でパーティーなので晴れると良いですね。