2013年3月31日日曜日

写真展 Northern Lights

6月に予定されていた近所での写真展ですが、先方の都合で急遽4月に変更になったのが3週間前。


イエローナイフでの撮影ツアーから帰って来たらすぐに用意する事となりました。その為に新たなオーロラの画像や映像は後回しになっています。

日本ではずいぶん昔からポピュラーになっていたフォトアクリルがバンクーバーのアートショップ、Opus Art Suppliesにて加工が可能になったのでこの展の作品制作にスポンサーとして参加していただきました。ピカピカのアクリルを通したオーロラの光は素晴らしく展示される事でしょう。

フォトアクリル
http://www.yamanotephoto.jp/priceacryl.html

OpusではフォトアクリルをFacemounting (with 3mm Plexi and Alminum Composite Panel)と名付けています。デジタルプリントの裏打ちには3mmのアルミ版で平面を出し、プリントの全面に3mmのアクリルを貼ります。裏には2インチの吊り枠を取り付けるために、壁から浮かんで見えることでしょう。

今回の作品は制作可能最大の60UI(United Inches、縦横計が60インチ-152cm)にしました。通常の作品は24x36インチ(全倍とA0の間のサイズ)、全天魚眼画像は30x30インチ、パノラマは各縦横の比により計60インチとなります。

http://opusartsupplies.com/how/introducing-facemounting-opus-digital-printing-service

展開催会場はオカナガン地方最大の都市ケロウナ市のRotary Centre for the Arts。以前参加したグループ展がきっかけで依頼されました。バンクーバーから400キロ弱、車で4時間です。

http://www.rotarycentreforthearts.com/now_showing/artexhibits.html

開催は4月2日から30日で、展示作品は計21点。このうち19点がフォトアクリルとなります。

各画像はクリックすると大きくなります。

 A night at Boat Launch
Yellowknife, NWT

 Aurora Village
Yellowknife, NWT

Curtains over Great Slave Lake
Yellowknife, NWT

Breakup Fisheye
Yellowknife, NWT

Yukon Startrails
Dawson City, Yukon

Milky Way and Aurora
Yellowknife, NWT

Frame Lake
Yellowknife, NWT

Glacier National Park
Kootnay Region, BC

Cameron Ramparts
Yellowknife, NWT

Powder Point Reflection
Yellowknife, NWT

Vee Lake Ice Road
Yellowknife, NWT

A Flight of Light
Yellowknife, NWT

Camping Night
Burton, BC

Full Moon Aurora
Yellowknife, NWT

Startrails Reflection
Yellowknife, NWT

Prosperous Lake Fisheye
Yellowknife, NWT

Third Lake Fisheye
Yellowknife, NWT

Grace Lake Reflection
Yellowknife, NWT

Godess of Dawn
Hay River, NWT

Vee Lake Road Surprise
Yellowknife, NWT

Geomagnetic Storm
Yellowknife, NWT

下から3作品がこの冬に撮影したものです。オーロラの当たり年と言われていますが、例年に比べて断然にスゴイという訳ではありませんでした。イエローナイフなら太陽活動が極小期でもブレイクアップが見られる事が多いですしね。

過去10年の写真はこちらからご覧いただけます。
http://blue-moon.ca/tonight%27s_aurora.html

使用機材はキヤノンEOS 5D MarkIIとMarkIIIですが、一点だけEOS Kiss X3が混ざっています。画像の質では全然問題ないので分からないかもしれませんね〜。;-)

2013年3月6日水曜日

3月のオーロラ撮影ツアー後記

3/1夜に到着した撮影ツアーのグループですが、空港から10分足らずのホテルに移動する最中にオーロラ爆発を体験してしまいました。まだ9時前だというのに南の空にオーロラが動いていたために急遽ジャックフィッシュ湖の湖畔でまず肉眼で見てもらおうと外に出て5分、頭上でピンク色が渦巻きました。もちろん撮影の準備はできないので直にホテルへ移動、直にオーロラハントに出発です。

プレリュード湖へ向かう途中、またオーロラが活発になったので街の船着き場で撮影することに。初めてのオーロラ撮影なので撮影方法を教えながら撮っているとまた頭上で爆発となりました。

(画像をクリックすると大きな画像が現れます。)














零下25度と寒かったので暖をとるためにプレリュード湖のテントに移動。到着時には曇っていましたが暫くすると晴れ始め、東の空からは月も昇ってきました。オーロラも何度か頭上を通り過ぎました。





二日目の朝に前夜撮影した5,000枚超のファイルを2台の外付けHDDにバックアップしていると突然ラップトップが変な音とともに真っ暗に。うんともすんとも言わないのでコンピューター屋に行ってみてもらうとCPUが焼けたのだろうとのこと。(汗)

北米のPCだと日本入力が文字化けしたりするので急遽マックを買うことに。いろいろな種類がありましたがMacBook Air11インチしか在庫が無かったので、こうして初マックユーザーに。ソフトも何も無いので写真をアップするのに四苦八苦でした。

午後にはインフォメーションセンターでオーロラの権威上出先生が一般向けにプレゼンをするとのことだったので公聴に行きました。HILDCAAなど難しい言葉が沢山出てきました。

夜は生憎厚い雲に覆われてしまいオーロラは見られず。

三日目は昼間から曇っており夜も曇っていたのですがプレリュード湖に着いて暫くすると晴れだし、大きなオーロラが頭上を覆いました。






再度曇ってしまったので街に向けて出発。20数分後からまた晴れだし、オーロラが南の空に。ここでまた爆発です。



四日目の最終日にホテルのレストランでお昼と食べていると上出先生が偶然いらっしゃって、前日の HILDCAAの事を日本語で教えてくださいました。

ヒルカー現象

そしてなんとこの現象が初日にジャックフィッシュ湖で見た時から継続していまだに続いているとの事。最終夜も期待大です。

違ったところで撮影するために場所をビー湖のアイスロードに。零下27度と今回で一番寒かったのですが、あまり風がなかったためにオーロラの下で記念撮影をしたりと楽しむ事が出来ました。











ヒルカー現象を体験するというとても貴重なツアーでした。

ちなみに私は残って撮影をしています。昨夜は零下38度と真冬なみに戻りましたが、オーロラはとても静かでヒルカー現象も収束してしまったようです。