2013年11月8日金曜日

タスマニアでのサザンライツ挑戦

月曜日からオーストラリアに来ています。

太陽活動のピークという事で、8月のスコットランドでのノーザンライツに続き今度はサザンライツを、という事です。
https://vimeo.com/78876073

昨年今頃にエアカナダの抽選で最寄りケロウナからシドニー往復券が当たったのですが、なんとか都合付けられたのが最後の最後でこの11月。シドニーからはLCCのJet Starでタスマニア北部のLauncestonまで。

計3週間ですが荷物は出来る限り少なくしたかったので、エアカナダの制限23キロでまとめてみました。

「スーツケース22.9キロ」
三脚2、ボールヘッド2
レンズヒーター2、エネループ16、バッテリーチャージャー各種、12V用100Wインバーター、AC変換機、三ツ又
テント、サーマレスト、15度対応寝袋インナー
ドラゴンフライ・バーナー、燃料ボトル、化学反応式加熱剤10、アルミ製ヤカン、フライパン、箸、スプーン、ナイフ、フォーク、スイスアーミーナイフ、プラコップ、洗濯バサミ2、紐、ライター
ダウンジャケット、アウタージャケット、防水パンツ、フリーストップ、長袖T2、半袖T2、ロングジョンズ、ジーンズ、厚手ズボン、ショートパンツ、靴、靴下4、パンツ3、手袋、トゥーク、帽子、虫除けネット、タオル2
目覚まし時計、トイレタリー、常備薬、髭剃り、トラベルマグ、防犯チェーン、プラスチック袋各種、保冷用弁当ケース

「手荷物小(保冷用弁当ケース)」
ボールヘッド1、単行本3、ノイズキャンセラーヘッドホン、Cheero10000mAhPowerPlus、SpotMessenger、Bluetoothマウス、老眼鏡、サングラス、コンデジ、重量計

「手荷物大(カメラバッグ)」
カメラ2、レンズ4、ポタ赤、充電器、予備バッテリー3、レリーズ3、メモリーカード各種、1.5GB外付HDD2、USB3カードリーダー、MacBook Air、書類、AurorasBook、水準器、ヘッドライト、などなど

よくもまぁ、これだけのものを運び込めたものですが、いろいろと必要なものは現地調達。4回の飛行行程で荷物超過料金を払うより重いものは現地で買って、帰りに要らないものはサルベーションアーミーなどにドネーションする方が安上がりに付きますし、途中のシドニーでの移動も楽です。

火曜日早朝にタスマニアに飛び、レンタカーをゲトした後は市内でバーナー用燃料や食料品の仕入れ。その後東中部のFreycinet国立公園に。暗くなると直ぐにハネムーンベイからスゴイ夜空が見られました。



大小マゼラン星雲、南十字星、天の川、月の入り、金星など

ただその後は曇り、雨、雨、雨..

太陽活動は活発で昨夜はニュージーランドでオーロラが撮影されているので、晴れさえすればタスマニアでもチャンスがある筈。

あと13晩で見られるのかどうか?



2013年10月13日日曜日

NHKラジオ第一/NHKワールド・ラジオ日本

この夏も出張続き、しかも車中泊の日々(夜?)が多かったためBlog更新が滞ってしまいました。9月のイエローナイフ撮影ツアーには久しぶりに車で往復、5,400キロの旅でした。撮影したデータはなんと1.3TB!、と全くプロセスが間に合いません...

さてラジオ生中継インタビューのお知らせです。

NHKラジオ第一/NHKワールド・ラジオ日本
10月20日(日曜日) 午後5:05~5:55

「ワールドカルチャー」にて「ジャスパー・ダークスカイ・フェスティバル」を紹介します。オンラインでの試聴は下記URLの右『放送中に聞く』からどうぞ。

「満天!仰天!星の祭典 ジャスパー国立公園ダークスカイフェスティバル」
http://www.nhk.or.jp/gr/culture/

因に今年の「ジャスパー国立公園ダークスカイフェスティバル」は10月25日から27日、私もゲストスピーカー及びワークショップの講師として参加します。
http://www.jasper.travel/dark-sky-festival-2013/stars

このフェスティバルの数日後には初の南天の撮影にオーストラリア、タスマニアに無理を承知でオーロラ狙いです。太陽活動の活発な今だから試してみますがどうなることやら...

因に7/8月のスコットランドではなんと滞在最後でオーロラを撮ることが出来ました。3週間の滞在で夜に晴れたのは2晩のみ、この2晩で夜光雲とオーロラが撮影できたのは奇跡的ですね。
 
7月19日、スコットランド、スターリンにて。



8月5日、英国本土最北端のダネット・ ヘッドにて。


2013年8月30日金曜日

Blue Moon

「ブルームーンには2つの定義がある」

実は、ブルームーンには2つの定義があるのだ。1つ目の定義は「1カ月のうちに2回満月が現れたときの2回目の満月」だ。これが2012年のブルームーンである。

2つ目の定義は「1年を二分二至(春分、夏至、秋分、冬至)で4シーズンに区切った場合、本来なら1シーズンに3回しか満月が見られないが、1シーズンに4回満月が現れたときの3回目の満月」である。2013年のブルームーンはこのパターンである。

http://rocketnews24.com/2013/08/21/360881/


--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

前回は1つ目の定義で2012年8月31日でした。

Sunflower Field, Lavington, BC

今回8月20日のブルームーンは2つ目の定義です。

このブルームーンとは英語で「とても稀な」という意味があり、「once in a blue moon」の用に使われます。とても好きな言葉なので、自分の仕事とウェブサイトのアドレスにも使っている程です。

タイミング良く8/21の午後にバンクーバーでの個展のセットアップがあったので、20日の夕方に出発、月が昇って来る時間を計算してケロウナ辺りから狙いました。出発ギリギリまでパッキングに手こずったために山から月がでて来る所を逃してしまいました。




W. R. Bennet Bridge on Okanagan Lake from West Kelowna

満月がとても明るかったのでバンクーバーに向けての運転は楽でした。しかも朝の月の入りまで時間があったので通常よりゆっくり走り時間稼ぎと仮眠を入れました。

バンクーバーダウンタウンに沈むブルームーンを撮りたかったので色々検討した所ノースバンクーバーからが良いことを発見。あちこち走り回り最適な場所を見つけたのが月の入り2時間前。


実際には月の入りの時には既に空が明るくなってしまっていたので、残念ながら沈むのを肉眼で確認することは出来ませんでした。




Second Narrow Bridge in front of downtown Vancouver from North Vancouver

2013年8月20日火曜日

写真展 Fires in the North






写真展のお知らせです。

久しぶりのバンクーバーでの個展です。4月にケロウナで行った展から20点、全てが60UI(United Inches、縦横計が60インチ-152cm)のフォトアクリルとなります。
http://ytakasaka.blogspot.ca/2013/03/northern-lights.html


今週金曜日(8/23)午後3時から6時がオープニングレセプションで私も在廊します。

イエローナイフでの夏期オーロラツアーがすでに始まっておりますので、日本からの往復でバンクーバーに滞在する方もいかがでしょうか。10月18日までの月〜金、午前10時から午後6時オープンで入場無料です。

展示ギャラリーの場所はダウンタウンのNelson Streetの南側、Howe StreetとHornby Streetの間になります。北側には最高裁判所があり、居酒屋Guu我殿と焼肉牛角のあるビル隣接のオフィスビル2階です。#108 - 808 Nelson Street, Vancouver



詳細は下記リンクより。
http://www.artbeatus.com/abvan/FiresInTheNorth/Exhibit.html





Fires In the North
Photographs of the Aurora Borealis by Yuichi Takasaka
August 23 – October 18, 2013
Opening Reception  |  Aug 23 (Fri), 3 - 6pm
Meet the Artist
Yuichi Takasaka Will Be in Attendance

We are pleased to present returning photographer Yuichi Takasaka’s second exhibition, Fires In the North, at Art Beatus (Vancouver).  Stunning and ethereal, Takasaka's photographs of the Aurora Borealis capture the sublime beauty of these mysterious visitors of the north.
Although the northern lights has been studied and can now be explained in scientific terms – produced by photons released from charged nitrogen and oxygen atoms originating from solar wind that have been directed toward Earth’s poles via Earth’s magnetic field – one cannot escape the feeling of awe that is inspired by this phenomenon. According to Takasaka, “My love of colours in nature led me to my love affair with the Aurora Borealis…These Lights became a part of my life.

Sublime is the name given to what is absolutely great … what is beyond all comparison great 

In the visual arts, the idea of the sublime has traditionally been used to describe landscape or seascape paintings such as those by Casper David Friedrich or J.M.W. Turner. Although Takasaka’s photographs take place in the northern Canadian landscape, the predominant sublime element here is not the vast and remote arctic landscape but it is the vibrant, elusive and ghostly Aurora Borealis that invokes feelings of awe, greatness and boundlessness in these images.Born in 1968 in Japan, Yuichi Takasaka immigrated to Canada in his teens when his interest in photography began to develop.  He settled in Yellowknife in the Northwest Territories for seven years before moving to Lumby, British Columbia where he currently resides. He still returns every year to Yellowknife to lead photographic tours where he continues to photograph his beloved Aurora Borealis.  

Takasaka has exhibited his beautiful and technically proficient photographs around the world and his work has appeared in various magazines, newspapers, books, textbooks, films, CD-ROMs and DVDs, and internet websites including NASA and National Geographic.  In 2007, Takasaka was also the recipient of the Wildlife Photographer of the Year Award from BBC Wildlife Magazine.

¹ Immanuel Kant, Critique of Judgement (Oxford: Oxford University Press, 2007) 78.

Art Beatus, with a location in Vancouver, Canada and two locations in Hong Kong, showcases international art with a focus on contemporary Chinese art. Art Beatus (Vancouver) is located in the Nelson Square Office Tower at 108 – 808 Nelson Street. For more information, please contact Media Relations, Tamla Mah or Ellinda Siu.

Art Beatus (Vancouver) is open Mon-Fri, 10am-6pm and is closed on weekends and holidays Underground and street parking is available. Free admission. Please use this information in any of your press release and/or announcement material. Visual material is available upon request.

Art Beatus (Vancouver) Consultancy Ltd.
108 - 808 Nelson Street Vancouver BC  V6Z2H2  CANADA
t: 604.688.2633  f: 604.688.2685  e: info@artbeatus.com


2013年7月12日金曜日

9月6日発、イエローナイフ・オーロラ撮影ツアー追加設定

9/11発のオーロラ撮影ツアーは発表後直ぐに満席になってしまいましたので、先日追加設定が発表になりました。

成田発9/6で、いつも通り現地では4晩のオーロラ撮影となります。

このツアーでは初めてのことで添乗員が同行しないのですが、現地では私がおりますのでご安心ください。飛行機の乗り継ぎ等はきちんと案内がありますのでご心配なく。その為に料金が通常よりリーズナブルになっています。

http://shogai-kando.com/tour_entry.php?eid=00145&test=open&cate=canada

太陽活動が活発な時期ですので、この数ヶ月はとても良いオーロラがカナダ南部でも確認されています。イエローナイフは高緯度の為にこの季節は白夜状態でオーロラが見られないので南部に住む者の特権のようなものです。南部でこれだけ見られるということは、9月のイエローナイフはとっても期待大ですね。

5月31日

6月28日

7月4日

7月10日

5月6日

5月15日

5月17日

5月31日

6月28日

7月4日

7月10日







2013年6月6日木曜日

2013年12月、ふたご座流星群とオーロラ撮影ツアーinフェアバンクス

半年後のオーロラ撮影ツアーの詳細が決定しました。12月12日発、18日帰国。

ソーラーマックスと言うことからか9月の撮影ツアーも既にキャンセル待ちということなので早めから販売を始めるようです。

[写真撮影の旅]
<流星とオーロラを同時に撮る!>
高坂雄一先生同行*夜空を彩るふたご座流星群と冬の天空に舞う光のカーテン!
アラスカオーロラ撮影紀行7日間

http://tour.club-t.com/vstour/WEB/web_tour3_tour_tmp.aspx?p_company_cd=1002000&p_from=800000&p_course_no2=20011&p_naigai=W&p_baitai=923&p_baitai_web=TF00

昨年の同じ撮影ツアーではフェアバンクスに3泊だったのですが、今年はほぼ同料金でなんと4泊。しかも最終夜はチェナ温泉に滞在なので思う存分撮影を楽しめる設定です!

http://ytakasaka.blogspot.ca/2012/12/fairbanks-alaska.html

去年参加の小林さまはこんなに明るい火球を捉えています。


他の参加者撮影のオーロラはこちらからご覧いただけます。皆さんもいかがですか?

2013年6月1日土曜日

特別企画展 地球の夜 ~空と星と文化遺産~

一月にオーロラの写真展を行った東京新宿のコニカミノルタプラザで「特別企画展 地球の夜 ~空と星と文化遺産~」が開催されます。6/7〜6/24です。

http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2013june/night/index.html

私もカナダから参加している国際プロジェクトTWAN(The World at Night)のメンバーの作品30点程です。

http://twanight.org/newTWAN/news.asp?newsID=6082

TWAN
“One People, One Sky”(人類はひとつ、空もひとつ)のスローガンのもと、世界各地の名勝や文化遺産を前景とした星景写真に「夜空によって世界がひとつになる」という平 和のメッセージを込め、2007年に発足した国際プロジェクトです。世界各国の星景写真家が参加するTWANメンバーの作品は国や地域の枠を超えて発表さ れ、世界中で多くの賞を獲得。また、2009年には「世界天文年」特別プロジェクトにも指定されました。